猫のこと(その他)

保護猫を引き取るハードルが高いのは猫と人のためである【里親】

ここ数年でペットブームの熱が加速してきて家でペットを飼う家庭が増えてきました。

犬と猫のどちらかを飼っているケースが多く、特に最近は世間で猫ブームが到来しています。

猫ブームが強まっている証拠として今まで犬を飼っている世帯のほうが多かったのですが、2017年に初めて猫を飼う世帯のほうが多くなりました。

このブログを読んでる人の中には

「猫を飼いたい」

と考え中の人がいるかもしれません。

猫を飼うとなった場合に一般的なのが

・ペットショップで買う
・ブリーダーから引き取る
・行政が運営する動物保護センターやNPO団体で飼育している保護猫の里親になる

の3パターンがあると思います。

私としては「行政が運営する動物保護センターやNPO団体で飼育している保護猫の里親になる」を選んでもらえたら嬉しいのが本音です。

しかし、里親になるにはハードルが高い現実があるのも事実です。

里親になるのが難しい理由

ここからは、なぜ里親になるのが難しいのかについて理由を紹介します。

これから紹介することは団体ごとによって細かい条件は変わりますが、共通する部分は多いので参考になると思います。

1日で引き取るのは99%不可能

だいたいの保護猫は「1日」で引き取ることはできません。

なぜなら、飼い主となる人と猫の相性は1日で判断はできませんし、無責任な飼い主に渡る猫がいると世話をしてもらえなかったり、最悪は虐待にあってしまうことがあります。

そうなると、また保護施設に逆戻りとなってしまいます。

職員(ボランティア)の人は猫を心から愛しているので、一度里親が見つかったらその家族のもとで幸せになってほしいと願っています。

絶対に施設に戻ってきてほしいと思っていません。

そのため「この猫の里親になりたいから譲ってください!」と伝えても1日で引き取ることは不可能です。

猫を飼う難しさを知って途中断念

私が知っている行政が運営している施設だと保護猫を引き取るまでの流れとして

引き取りの流れ

1.講習
 ↓
2.個別面談
 ↓
3.引き取り

となっています。

1の講習では、猫を飼う大変さを里親希望者に伝えています。

猫を引き取ってもらうことが目的なら「猫はこんなに可愛い動物ですよ〜」と言えばいいのですが、先ほども書いたように職員さんは猫に幸せになってほしいと考えています。

なので、二度と保護猫が施設に戻ってこないように「本当に猫を飼う覚悟があるか」を確認するために、猫の飼育の難しさを包み隠さず話しています。

猫をペットにすると家の壁紙を破ったり、慣れるまでトイレ以外で用を足すので、臭いに悩まされる人は多いです。

また、夜中に鳴き続けたりして睡眠時間を削られるかもしれません。

当然ですが、ペットフード代で出費も増えますし、病気になったら病院代もかかります。

賃貸にお住まいなら隣人から「うるさい!」とクレームが来ることも考えられます。

可愛いという理由だけで飼うと、あまりの大変さに後悔することは珍しくありません。

里親希望者はたくさんいますが、講習でこのような大変さを伝えると「やっぱり飼うのやめた・・・」と気が変わってしまう人が多いです。

保護猫を引き取ってから後悔するのは、人にとっても猫にとってもメリットではないので、飼う前に難しさを伝えるのは大事なことだと考えます。

懐いてないと断られる可能性あり

可愛い猫を見つけて「これを飼いたいです!」と希望しても猫が懐いてないと判断された場合、里親になることを拒否されるケースがあります。

ペットショップであれば、お金さえ払えばいいのですが、保護猫を飼育している団体は営利目的ではありません。

「この飼い主のもとでは幸せになれない」と判断されたら、遠回しにお断りされることがあります。

パンチ猫
正直に言われることもあります。

高齢者の譲渡不可

ほとんどの保護猫は高齢者が引き取ることはできません。

例えばですが、神奈川県動物愛護センターだと65歳以上の高齢者は里親になることはできません。

なぜなら、高齢者は病気になって入院する可能性が高いため、そうなった時に猫の面倒を見る人がいなくなるからです。

YouTubeに高齢の飼い主が入院して多頭飼育崩壊した動画があるので、良かったらご覧ください。

単身者の譲渡不可

単身者を一律譲渡不可にしている団体は多いです。

というのも、単身者は外出すると猫を1匹だけにしてしまうからです。

無責任な飼い主だと旅行で一週間以上も家を空けたりすることもあります。

猫は1匹になると不安からストレスを抱えてしまい、健康面や寿命に影響してくるため単身者をNGにしていることが多いです。

単身者の人は里親になるよりペットショップに行くほうがいいかもしれません。

最後に

前向きに里親になろうと考えてくれる人がいるのはありがたいことです。

しかし、里親になろうとしても上手くいかず、結局ペットショップで買うことになる人は多いです。

ペットショップと保護猫の違い

ペットショップ → お金さえ払えば飼える
保護猫 → 責任感のある飼い主を見つけたい

このような違いがあるので、保護猫の里親になるハードルが高くなってしまいます。

タイトルにもあるとおり、これは猫のためでもあり、人のためでもあります。

猫を飼うのは想像以上に大変なことなので、里親になるにしろ、ペットショップへ行くにしろ、もう一度「責任を持って猫を飼えるか」を改めて考えてみることをおすすめします。

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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