「飼い猫が老猫になったから快適な環境を作ってあげたい!」
そんな考えを抱いている心の優しい飼い主さんに向けて、今回は記事を書いていきます。
猫は人間と同じで歳を重ねると運動量が減っていき、1日のほとんどを寝て過ごすようになるので、最も気を遣ってあげたいのが
「寝床」
です。
寝床を工夫するだけで、今より猫は幸せな生活を送れるようになります。
快適な寝床を作る4つのポイント
老猫の居心地の良い寝床を作るためのポイントは4つあるので一つずつ紹介していきます。
愛する猫のために参考にしていただけると嬉しいです。
床から入れる位置にする
老猫はジャンプ力がなくなるので、高いところに寝床を作ると負担になってしまいます。
そのため、ジャンプをしなくても入れる、なるべく床からすぐ入れる位置に寝床を移動してあげましょう。
ただし、高いところで寝るのが好きな猫もいるので、その場合は段差の低い階段を用意して寝床までストレスなく行けるようにしましょう。
高い寝床にこだわらない性格でしたら、次のような寝床にしたほうが快眠できます。
厚みのあるクッションを置く
老猫は肌が弱くなりやすいので、寝床の中に厚みのある柔らかいクッションやタオルを敷いてあげましょう。
クッションがあるとリラックスしやすいので、寝床に置くのが良いです。
寝床をトイレの近くへ
老猫になるとおしっこやウンチをトイレ以外でする「粗相」をしやすくなります。
解決方法として寝床をトイレの近くに移動してあげることです。
あとはトイレの数を増やすのもおすすめの方法です。
もし粗相をしてしまった時は、すぐに敷物を洗濯して清潔な状態を維持してあげましょう。
先述したように老猫は一日のほとんどを寝床で過ごすので、寝床の居心地が悪いとストレスを溜めてしまいます。
夏と冬で寝床を移動
老猫は体温調節が上手くできなくなります。
なので、夏は風通しのよい涼しい場所に移動したり、冬は温かいマットやカイロを置いて寝床を工夫しましょう。
エアコンを使って部屋の温度を調節するのも賢いやり方ですが、直接風が当たる場所には寝床を置かないように気をつけてください。
食事にも一工夫をしてあげよう
寝床だけでなく、食事にも一工夫してあげましょう。
床に直接フードと水を置いているなら、台を上に乗せて位置を少し高くしてあげましょう。
そのほうが、頭を下げずに食べられるのでより楽な姿勢で食べさせてあげることができます。
また、運動量が減るのでフードを老猫用のものに替えましょう。
成猫用のフードはカロリーが高く、運動量の少ない老猫が食べると肥満の原因になりかねません。
肥満になると一日中寝たきりになったり、健康面に多大な悪影響を与えてしまいます。
まとめ
老猫にとって快適な環境を作るなら「寝床」を工夫すること一番大切です。
快適な寝床を作る4つのポイント
・床から入れる位置にする
・厚みのあるクッションを置く
・トイレを寝床の近くへ
・夏と冬で寝床を移動
今回紹介した4つのポイントを心掛けましょう。
また、食事がしやすいようにフードと水を台に乗せてあげるのも大事です。
大好きな猫が「快食・快眠・快便」にさせたいなら飼い主であるあなたが環境を整えなければなりません。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。